2006年06月29日

63話

・坊ちゃんの部屋にて。
 とき子、次の舞台を追えたら、女優引退宣言。
 「なにも辞めることはないだろう」
 坊ちゃんの神経、一部ザイル。

・「先生の前から姿を消してしまいたいんです。
  別れたいとおっしゃるのに、
  なんだかんだとつきまとって
  本当に煩わしい女だと思ってらっしゃたでしょう。
  あたしの最後の名演技
  先生が見届けてくれれば、なんの思い残すこともないんです。
  きっぱり身を引かせていただきます」
 坊ちゃん、いろんな意味で「うう〜ん」な表情。
 どこをどう突っ込むのか。
 しかし、出た言葉は
 「どういう芝居なんだね」
 牡丹座では、上演演目決定権は誰が持っているのか。
 演出家で、主宰催に近い人に連絡が無くていいのか?
 謎だ。
 「それは見てのお楽しみ」
 誰が上演許可を出したのか。

・「とっても面白い戯曲なの」
 新橋のメンバーで見に来い、さもないと別れない。
 とき子、ダメ押し。

・「どうする?」
 さっそく「今浜」へ相談しに行く坊ちゃん。
 坊ちゃんのところで握りつぶして、
 美禰子には伝えない、って選択肢もあると思うんだけどね。
 まあ、坊ちゃんだから。
 「名演技って自分で言ってるけどね」
 ああ、さすが演出家。
 そこをちゃんと突っ込んでくれましたか。
 ここをスルーされたらどうしようかと思ったよ。

・なにか魂胆があるのは承知しつつも、
 行かないとどんな言いがかりをつけられるか不安なので
 結局みんなで見に行くことに。

・芝居は牡丹座の稽古場で上演。
 自主公演、というより、ただの発表会??
 そして、
 開幕
 演目は「ボルジア家の没落」。
 にしては、衣装が・・・・。
 音楽も「美しき青きドナウ」だっけ?
 年代が合わなさすぎ。
 「あなたが実の兄とも知らずに恋に落ちてしまった」
 チェーザレとルクレツィアの話かと思ったけど
 オリジナルみたいだねえ・・・。
 
・とき子の想像による「ミモザ館の惨劇」。
 すごいねーーーー。
 あくまでも想像なのに、真実に迫っているYO!
 さすが女優!想像力が豊かだね!!!
 「いくら好きだからって、実の兄と結婚とは
  ケダモノにも劣るじゃ
  ありませんか」
 これって、とき子が上演前に、台詞を替えさせたのかなあ。
 チェーザレとツクレツィアは噂になっていても
 結婚はしてないもんなあ。
 それぐらいの考証は、上演前にするよなあ。
 普通は。
 それにしても、子供役の人の衣装がヘンだ。
 いいのか、これで。
 とき子だけ美しい衣装とは、
 やっぱ実家の財力がものを言う世界だなあ。

・美禰子、とき子が美琶子に見える。
 美琶子はやっぱり美しい
 とき子と同じ衣装だと、美しさや華やかさが段違いなのが
 よくわかりますなあ。
 そして、演技も上手い。
 美琶ちゃんの出番はこれで終わり?
 生き返らないのか。
 あーーーーあ。つまらんよう!!!

・芝居終了。
 拍手はまばら。
 「これで終わり?」「なんだったの??」
 客の表情も怪訝。
 客は無料招待だと思われるが、
 こんなの見せられちゃ、時間の無駄だというものだよな。
 それよりも、
 とき子の演技下手
 どこが名演技だ?どこが画期的な演技だ??
 女優を辞めるのは正解だな。
 主役を張れたのも、「演出家の女」だったからなのがバレたな。

・とき子の引退口上。
 誰も聞きたくないけど、構わず述べる。
 曰く、
  女優としての8年間に素晴らしい恋を得、また、
  どん底に突き落とされるという悲劇も味わった。
  本日の公演を、ただ単純に面白く見た人もいるだろうが
  心にグサリと思い当たることのある人は
  警察に出頭しろ。
 私怨による公演だったのがわかりまくりでした。
 客も、これが実在する事件だったということより
 茶番劇に付き合わされたことが不服だったんじゃあるまいか。
 ところで客は、どこから集められたのか?
 とき子の実家筋?(と、某劇団的発想をしてみる)

・新橋のメンバー、帰宅する。
 「よくも、あんなものを」
 怒りのお丹。
 なにも知らない露子は、
 「あんな事件って本当にあるのかなーー」と、ちょっぴり無邪気。
 聞き流せばいいのに、本当のことだと
 美禰子は言ってしまう。
 聞く身にもなってくれい!!

・美琶子のことを、とき子が嗅ぎつけて
 自作自演
 用法が違う!と、一瞬思った私は2ちゃんねらーーー。
 まあ、とき子の作だよね。
 普通の劇作家なら、一般の客は楽しませながら
 当事者に対しては、当事者にしかわからないメッセージを織り込むもんね。
 あんなあからさまで、作品になっていない戯曲なんて書かないわな。

・「あんたは充分、罪滅ぼしをしてきたんだから」
 お丹は美禰子を許したようだ。
 まあ、どっちかと言えば、母親のお丹が謝るのが筋、ってぐらいの事だもんな。

・「善行を施せば罪は償われるんだ」
 坊ちゃんは相変わらずの屁理屈。
 「ただの思い上がりなのよ。
  すりかえているだけなのよ。」
 さすがに美禰子は気が付いたか。

・「いまさらあんたが罪に服したって
  誰も救われやしないよ。
  みんな不幸になるだけなんだよ」
 お丹にしては良いことを言うな、と思ったが
 「そんなことは私が絶対させないからね」
 強気なのは相変わらず。

・「戦争中のことだから忘れちゃえ!」
 スナちゃんも後押し。

・夜の「今浜」
 「女って、執念深いよなーーー」
 店のビールをくすね、一杯やってるスナちゃん。
 ちゃんと美禰子に報告してる?
 なんとなく付き合ってる露子は合点。
 自分は美琶子の身代わりだった。
 寂しいことかもしれないけれど
 ただの親切の押し売りよりは納得できるよね。

・美禰子のモノローグ。
 「死んだはずの美琶ちゃんが、
  まだ私の運命を牛耳っている。
  生きている限り、私は美琶ちゃんから自由になることは
  できやしないんじゃないのかしらと
  つくづくと自分の業の深さを感じていたのです。」
 ま、まさか、、、、、、自殺フラグ、、、、、???

・房総の網元夫人、「今浜」へ。
 大ニュース!!!
 武夫は生きていた!
 戻ってきて結婚したんだと。
 良かったねーーー。
 生死不明のまま、忘れ去られるんじゃないかと思っていたよ。

・網元夫人が来た理由は、美禰子の実母が見つかった。
 会いたいと言ってきかない。
 今は近くの喫茶店に待たせてある・・・。

・の、はずが、
 来ちゃったよ!
 勝手に「今浜」に来て、いきなり美禰子に涙の土下座。
 被害者意識の押しつけは、どうやら血筋のようだ。

・奥で、改めて親子の対面。
 実母はいろいろ苦労したが、
 ようやく落ち着いた生活を送れるようになったので
 昔のことが気になったとな。

・「私だって苦労したんです」
 捨て子父だから苦労したのか、
 美琶子と乳姉妹だったから苦労したのか。
 「氏素性のわからない捨て子」のフレーズは
 何回も言われたよねえ。

・「あなたと手を取りあって泣くことなんかできないんです」
 そう言う美禰子に
 「ホッとしている。
  しっかり生きててくれて。
  これで後悔に苛まれず生きられます」
 聞いちゃいない実母。
 相当自分勝手である。

・お見送りをしたところ、店で開店準備をしていた露子が
 「おかあさん!」
 露子に良くしてくれた継母が、
 美禰子の実母だったのだ。
 無理矢理大団円へ向かうのか?


次回予告
「やっぱりあんたは他人じゃなかった」
涙で抱き合う美禰子と露子。
血の繋がりからいえば他人です。
進一とひかる大接近。
美禰子は復縁に踏ん切りがつかない。
坊ちゃんの部屋に行く露子。
「露ちゃんはまだ人を好きになったことがないからね」
ぎょ、ぎょ!坊ちゃんの次の女に露子がなるのか?
そして、にんじん死す?


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posted by きんちゃん at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 坊ちゃん観察記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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